Relias Love Story

秋色のキャンバスと青いマフラー

古いガラス戸に鍵をかけたとき、山から吹き下ろす冷たい風が頬をかすめていった。松本の商店街は、あたりがうっすら朱色に染まる頃になると人通りもまばらになる。「お疲れさま」と声をかけてくれた上司の藤村さんは、手早くレジ締めを進めている。彩花は店内...